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『だから御社のWebは二度と読む気がしない』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 戸田覚(とだ さとる)さんの、『だから御社のWebは二度と読む気がしない』を読みました。

だから御社のWebは二度と読む気がしない お得意様を獲得する驚異のWebライティングメソッド

だから御社のWebは二度と読む気がしない お得意様を獲得する驚異のWebライティングメソッド

  • 作者: 戸田 覚
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/06/28
  • メディア: 大型本

 例によって、感想は追記をお待ちください。

 

   追記・感想

 

 Webページを会社で作るとき、制作会社に外注している企業が多いのが実態らしい。

 デザイン、構成レイアウトを頼むのは無理からぬことなのだが、テキスト(文章)まで、制作

会社の担当者、或いは制作会社そのもの全体に丸投げしていないだろうか、という企業に向けた

問いから、この本は書きだされている。

 

 自分の会社の製品について充分に知っているのは自社の社員なのである。

 自分の会社の特徴(ウリ)について知っているのも、自社の社員である。

 

 そういう理由から、ホームページのコンテンツ、特にテキストを制作する場合、自社で担当者

を決めるか、プロのライターに頼む場合でも、会社の特徴や製品の特徴をライターに充分に情報

として与えないといけない。と、書かれてあった。

 最悪なのが、ホームページ制作会社に御社の充分な会社情報を教えずにテキストまで書かせて

しまうという事態である、と。

 

 会社が縦割り組織であればあるほど、間違いの少ない無難なページにしようとして、会議で上

役の何人かから、ずっと記事書き直しの要請がいき、結局、何の魅力もない文章になってしまう

ことがままあるそうである。

 

 文字を少なくして、写真や動画やフラッシュなどを使い、ときには芸能人のテレビCMをその

まま貼りつけたりして、新鮮さ、すっきり感をアピールしようという傾向に、企業のホームペー

ジは傾きがちであるが、それをやっても、購買には結びつかない。

 新製品の性能が知りたい人、修理代にいくらかかるのか知りたい人、採用情報を詳しく知りた

い人、など、ウェブページを訪れる人にはそれぞれの目的がある。そして、検索でたまたま行き

着いた人にも、御社がどんな会社かを納得してもらって、最終的にはお客さんになってもらうの

が理想なのである。

 この際に、説得してはいけない、と。

 買う気がないお客さんの意志を長い文を読ませることで買いたいという意志に変えさせる、と

いう、無理やり心を反対方向にもっていく、というようなことは避けるべきであり、するべきな

のは、お客さんに納得してもらうことである、と。購買決定はお客さんに任せるという態度をと

ることが大事だと書かれていた。

  醒めた目で、冷徹に指摘するとすれば、セールス(物を売る)をする場合に、強引に購買意欲を煽る、というのも手法ではある。

 セールスマンのなかにも、狩猟型と種まき型があり、前者は、無理矢理にでも顧客に買わせようとする。

 それも、それで、資本主義・自由主義の世の中では、あっていい行為とも言える。

 ただ、購買意欲を一時的に煽られて商品を買ったお客さんは、あとで、買ったことを後悔する場合もある、ということだ。

 

 また、問い合わせに来た人が、一体どこに問い合わせがあるのか分からずに迷子になってしま

う、というパターンも多いらしい。

 それは、トップページのレイアウトに重きを置いているから、そして、トップページで何もか

も説明しようと項目をやたらに増やすから、ごちゃごちゃした、どこに何があるのか分からない

リンクバナーの集まりになる、ということ。

 

 御社の商品やサービスの特徴をあますことなく充分に説明することが、他のページに行かせな

い秘訣である、と。

 例えば、販売会社の場合、廉価であることだけを力説しても、今のインターネット社会では、

検索でさらに安い会社のページへ、顧客は行ってしまうだろう、と。

 

 読んでもらわなければ、興味を持ってもらったことにはならない。

 フラッシュでいくら惹きつけても、それは単に、一瞬見るだけのページになってしまう。

 

 いかにして、読ませるページをつくるか、ということが大事であると。

 

 見やすい文章と分かりやすい文章は違うのだと仰有っていた。

 短文であるほど見やすい。

 分かりやすいとは、悪文でなく、何が言いたいのかが一発で分かる文章のこと。

 悪文というのが曲者で、「てにをは」の間違いが代表例。修飾語の何度もの重なり、主語を省

いた文章に陥りがちな、主語の置き換わり。さらには、置きかわった主語が書き手が伝えたい文

章の主語ではない状態になっていること。しかも、書き手は完成稿を読んでも、そういう瑕疵に

気づかない。

 ひらがなにすべきところを漢字を使って、すっきりしない文章にしている、というケースもあ

る。これは、私もブログ記事の場合、よくやってしまっている。

 すなわち、「事」と書かずに、「こと」と、漢字をひらくのが一般的だが、漢字のまま文章を

挙げてしまっている。

 拙著『壁蝨(だに)』の校正のやりとりの頃、そして、その前の初原稿『悪夢』を脱稿した頃

から、何でもかんでも漢字に変換すべきではないのかなぁ、と、他人のプロが書いている作品を

意識して直すようになった。だから、私は、小説の場合は、「事」は「こと」にするように心が

けている。

 スペースキーを親指で叩いてしまうんですよね。癖ですね。

 もっと最悪な例は、壁蝨の校正前の原稿では、「事に成った」など、平気で多発していた。(苦

笑)

 

 本編の最終章では、文章を書く場合の基本的鉄則が説明されている。

 こういうのは、私は普段とくに意識しているが、あらためて気をつけようと思った。

 

 企業のWebページを制作する場合、そして、それが戦力になるように機能させるには、Web

ページ制作にどこまで真剣に取り組んでいるかが大事であると書かれている。

 二十四時間、放っておいても集客する媒体は、インターネット上のホームページしかない。

 デザインや構成は制作会社に頼むとしても、テキストは別だ。コンテンツの重要なシェアを占

めるテキストに、どんな文章を書くかが他社との差を生むだけに、自社のことをとことん説明し

て(商品の特徴(欠点も含む))プロのライターに書いてもらうか、自社で担当者を決めて、そ

の担当者に、きちんとした読ませる文章を書く技術をつけてもらうかしかないだろう、と仰有っ

ていた。

 

 お客さんは何を求めて御社のページに来るのか。お客さんの目で自社のホームページを客観視

し、ニーズに的確に辿りつけるように構築しなければならない。すなわち、「気持ちを先回り」

した充分な説明が、それを読みたい人に充分に展開されるべきである、と。

 その満足感が、そのお客さんをリピーターにしてくれるだろう、と仰有っていた。

 

 これでは、感想ではなく、本編の紹介の羅列みたいですが、本編は、もっと濃く深いですから

ご安心を。

 

 一瞬見てもらうよりも、読んでもらうことがファンになってもらうことなんだなぁ、というの

が分かりました。見る行動の次が読むという行動。そして、読んでくれてこそ、購買とか問い合

わせとかの次の行動を起こしてくれるものである、ということが。

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