So-net無料ブログ作成
検索選択
最近、読んだ本 ブログトップ
前の8件 | -

『コンビニ人間』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 村田沙耶香さんの、『コンビニ人間』を読みました。

コンビニ人間

コンビニ人間

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本
 例によって、感想は追記をお待ちください。
   追記・感想
 テーマとして、マジョリティーに逆らわずに生きるべきか、と、ひと歳を占めたら結婚
するか就職しなくてはいけないのか、というのがあるようです。
 世間の意見の代弁として、登場人物の「白羽」が言う科白があります。それがテーマそ
のものなんですが、白羽は、「縄文時代から社会の構造は変わっていない」と言う。
 縄文時代と出していますが、歴史上では最古の人類出現してすぐの時代ですから、人類
が出現して以来、社会構造は変わっていない、ということになります。
 主人公の「古倉」は、三十代半ばで独身でコンビニでアルバイトする女性。
 その古倉に、問題意識を抱かせるのが、男なのに社会的に中途半端な同世代の白羽。
 白羽が主人公の勤めるコンビニにアルバイトではいってきて、問題を起こしてコンビニ
を辞めさせられたあとにも主人公古倉は、白羽と関わることになる。
 白羽によって主人公の心の軸がかき回される。
 登場人物によって主人公が大きく影響を受けるから、小説として面白い。
 また、主人公自身も、白羽に会うまえから普通ではない。
 読んでいて、白羽に腹が立ってきたり、白羽が知りあいに似ている、と想像を膨らませ
て共感したりする。
 そして、一番思うことは、テーマが問うている常識が普通なのか、もう、そんな常識は
なくなってしまっているのではないか、と思わされるところだ。
 時代が変化してきたので、もう、このテーマそのものが成り立たなくなる日も近いと思
う。
 一生独身で、自分の生活費をたとえアルバイトでも稼いでいたら、誰からも文句を言わ
れない社会になりつつある、と思った。
 本編が、主人公が、著者の投影であるとしたら、自身の生き方に対する疑問が、まずあ
ったのではないだろうか。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

『幸運と不運の法則(成功をつかむための「運命学」)』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 小野十傳(おの・とでん)さんの、『幸運と不運の法則(成功をつかむための「運命学」)』を読みました。

幸運と不運の法則―成功をつかむための「運命学」 (PHP新書)

幸運と不運の法則―成功をつかむための「運命学」 (PHP新書)

  • 作者: 小野 十傳
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書


 感想は、例によって、追記をお待ちください。

   追記・感想 

 感想を書くまでに、時間がかなり経ってしまいました。

 ほとんど、本編の内容を忘れました。

 この本で書かれている肝心なことは、地位と名誉と金を手にするには、どう心がけたらいいか、です。

 有名になったり、お金持ちになったりしても、それが必ずしも幸せとは限らないが、この本では、そこを追究しています。

 せっかく生まれてきたのだから、一握りの勝ち組にならなくては意味がない、という考え方です。

 それを知りたい方は、是非、本編を読んでください。


『群れない力』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 関口智弘さんの、『群れない力』を読みました。

群れない力 「人付き合いが上手い人ほど貧乏になる時代」における勝つ人の習慣 (経済界新書)

群れない力 「人付き合いが上手い人ほど貧乏になる時代」における勝つ人の習慣 (経済界新書)

  • 作者: 関口 智弘
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2013/04/25
  • メディア: 新書


 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 この書には、大いに共感しました。
 ともかく、余分な人間関係は、すべて切ってしまえ、と仰有っています。
 Facebookで、友達の友達が繋がるのは意味がない。また、友達でも、普段から付きあいの多い人でなければ、Facebookの友達になる意味はない。ただ、近しい友人からの友達申請は断りにくいので、たまに相手のページを覗きにいって、「ああ、なんと面白みのないステレオタイプの人間なんだこいつは」と思いながら見て、自分の優越感を保持するために使用すればよい、とのことです。

 私が普段から思っていることと一致したのは、力量の低い人と組むと、総合力が自分の力量以下になってしまう、ということです。
 今でこそ、私、吹奏楽を現役でやっていた時代とは違い、トランペットもトロンボーンもド下手になっていますが、現役時代は綺麗な音が出ていたのです。合奏のとき、下手な(音質の悪い)奏者が一人でも混じると、全体の音は、零点以下になってしまいます。
 この本の表紙にも書かれていることですが、1の力を持った自分と、0.5の力の友人が組んで事業でも興すと、1×0.5で、0.5の結果になってしまいます。仕事だから、成績が悪いのを笑っている場合ではありません。私と一緒に事業を統合しよう、という友人が居たのですが、断りました。
 仕事は、商売は、学生気分でわいわいやるものではないのです。力を貸してもらうとすれば親族までです。一人で出来る仕事を二人でやると、収入は半分になってしまいます。そういう意味でも、よくありません。
「オマエは、こういうことが得意だろ? おれは、こういう方面が得意なんだ。一緒に力を合わせよう」という知人・友人がやたら多いですが、得意なら得意で、スーパーに得意かどうかが肝心です。中途半端な力量の者が二人寄っても、仕事にはなりません。

 他の本にも書かれていたことですが、「絆」とは、「束縛」という意味があります。
 身内や自分の配偶者か子以外に、そんなにつるむ必要はないでしょう。
 貴方が友人と思っている人は、本当の友人ですか。親友ですか。ただの知人なのではないでしょうか。私の知人にも、「友達やがい」と言って妙になれなれしく接してくる人が居ますが、同級生というだけで、現役学生時代にもほとんと口をきいたことがないのに、40すぎた頃から頻繁に連絡してくるようになった人です。
 親友とは、「千人に、ただ一人の友」でないと嘘です。聖書に出てくる話ですので調べてみてください。
 相手の金を勝手に使ってしまうような友達です。だけど、自分の金が相手に使われても腹が立たないのです。
 この本のなかでは、「テイク・テイク・テイク・テイクで、ギブ・ギブ・ギブ・ギブな関係」と仰有っています。

 携帯を解約して、新たに作り、連絡を取り合いたい人だけに番号を教え、義理で登録しあった相手の番号は、登録を外してしまえ、そして、無登録の電話には出ないこと、と。
 携帯のメアドは、もの凄く長いものにして、相手が登録できないようにして、こちらからはメールを送るな、と。

 同窓会など出るな、と。
 別の本でも読んだのですが、たまにやる同窓会ならいいですが、同窓会に出ても、昔の友人と話が合わない、と著者は仰有っていました。それに、共通の話題は、昔話。あのときのオマエの凡ミスで県大会を逃したんだ、いやー、惜しかったな、というような、時間が止まってしまっていて、思い出に浸るような話で盛り上がるだけだ、と。

 また、現在の職場で、深くはつきあいをしたくない場合のファッションの作り方、なども書かれていました。

 要は、我慢してつづける人間関係が、創作意欲を削ぐのです。
 タイミングの悪いときに電話してくる相手とも縁を切るべき、と仰有っていました。そういう相手とは、何をしても上手くいかないから。

 人間関係をとことん切っても、会うべき人だったら、また巡り会うそうです。
 キャバクラ、ホストクラブ、DJのクラブなどには行くな、と。
 まったく共感ですが、居酒屋でももの凄く人口密度の高い居酒屋で、隣の相手の声も聞こえにくいようなところで、どうやってコミュニケーションをとるのでしょうか。また、飲み屋は、雰囲気に浸るために行っているだけで、誰も貴方の歌など聴いていませんし、女の子の手も握れません。「おれも、こういうところで豪遊できるようになったものだ」と、自尊心を満足させるためだけにあるような場所です。私の持論ですが、飲み屋に行くくらいなら、風俗に行きましょう。

 この著者が一番言いたかったと推測できることは、Facebookが気持ち悪い。うっとうしい。ということでしょう。
 こんなものを食べました、とか、誰でも行くことが出来るどこそこに行ってきました、というような記事。今度、どこそこで演奏会をします、とか。
 しかも、それを、身内に向かって垂れ流している。
 YouTubeに自分の演奏の動画を挙げる場合には、自分の顔をお面をかぶって隠す。
 万人に向けて、ブログをやらないと、と思います。しかも、誰が読んでも、「価値があった」とか「面白かった」と思える記事を書くべきです。

 無駄な人間関係は、相手にいいように利用されていることが多いです。
 たとえば、貴方と居ると、自分のほうが颯爽とした美男に見られるから、などです。
 同級生なのに、相手がその呼び方を嫌っているのに、相手のことを「ちゃん付け」で呼ぶようなことも、その例です。

 この本の著者も同じ意見ですが、孤独が一番です。
 孤独でないと、創作は捗りません。
 千人に、ただ一人の友か、妻が居れば、それで充分です。
 本編を要約すると、コミュニケーションは、少人数の者と深く分かり合うことで、大人数で、表層的に相づちを打ち合うようなのは、コミュニケーションとは言わない。ということになります。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

『「狂い」のすすめ』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 ひろ・さちやさんの、『「狂い」のすすめ』を読みました。

「狂い」のすすめ (集英社新書)

「狂い」のすすめ (集英社新書)

  • 作者: ひろ さちや
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 新書

 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 人生は、あっという間に過ぎていく。

 人間が生きていることに、「何のために」という意味はない。

 この著作でも、著者のモームへの偏愛が語られている。

 自分の生きたいように生きる。世間を馬鹿にして生きる。

 世の中をすいすいと泳いでいけない者には、思想・哲学が、苦しみの現実と闘う武器に

なる。

 弱者の立場に居て、太鼓持ちにはならずに、自分を弱者だと自覚する。

 世間を信用せずに生きる。世間の判断とは違った自分の判断で生きる。

 弱者の自覚を持っても、卑屈にならないで生きる。それには、「狂う」こと。

 一休禅師の奇行なども、例として出てくる。

 流行を、意味のないものと悟りながらも、敢えて、その流行に乗る。楽な生き方。

 『目的意識を持つな!』の項では、目的意識を持って生活すると、目的を遂げるまでの

期間が灰色になる、と警告されている。今を楽しむことが大事。

 今回も、サマセット・モームの『人間の絆』から、著者独特の人生観を語られている。

 人生に目的などない、ことを。人生は、無意味である、と。

 そして、人生の途中で弱者の立場に転落しても、その立場を演劇のように演じよう、と

仰有る。

 神のシナリオのなかには、悪人や弱者さえ必要なのだ、と。

 隣人関係で、べったりとしたつき合いはしない。

 映画『男はつらいよ』で描かれている隣人関係は、実際の江戸っ子のものとは違う、と

いうこと。

 要は、世間を気にせずに生きることが大事。でも、世間は、好きに生きているマイノリ

ティーに対して冷たい。だからこそ、「狂う」ことが大事だ、ということでした。

 全体を読んでいて一番感銘を受けたのは、「今を楽しんで生きる」ということが大事だ

という意見です。

 目的意識は、あってもよいのですが、その目的を達成するまで、時間を棒に振るような

生き方はすべきでない、ということ、賛同しました。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

『何がなんでも新人賞獲らせます!』ほぼ読了 [最近、読んだ本]


何がなんでも新人賞獲らせます!: 作家の道をまっしぐら!!

何がなんでも新人賞獲らせます!: 作家の道をまっしぐら!!

  • 作者: 鈴木 輝一郎
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/12/24
  • メディア: 単行本


 鈴木輝一郎さんの、『何がなんでも新人賞獲らせます!』を、ほぼ読了しました。

 感想は、追記をお待ちください。


『シンプルに考える』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 森川亮(もりかわ・あきら)さんの、『シンプルに考える』を読みました。

シンプルに考える

シンプルに考える

  • 作者: 森川亮
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/05/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 エンジニアが良かれと思って作った製品は、往々にして多機能を詰め込みすぎてユーザ

ーが使いにくい。ユーザー視点に立てば、出来るだけ機能搭載量を削って、シンプルな製

品を作るのがよい。

 上記のような内容を、他の本でも読んだことがある。

 この本でも、論旨の骨組みとしては、同様のことを言っている。

 LINE株式会社代表取締役社長をしておられた著者。同社で、自分のやりたいこと、す

べきことは、皆終えたと思われたので退任され、この本を書かれている。

 LINEとは、あのスマホのコミュニケーションツールの「ライン」である。

 森川さんが辿り着かれた、ビジネスにとって最善の方法を、全編に亘って記されていま

す。

・ユーザーのニーズに応える情熱と能力をもつ社員だけを集める。

 たとえば、そういう姿勢。

 この本で、とくに斬新だと感じた方法は、会社に、事務方を置かない、ということでし

た。

 会議はしない。形式的に時間だけがかかることはしない。

 トップは、それぞれのプロジェクトの長に、方針だけを伝えて、権限さえ委譲する、と

いうこと。

 プランを考え、目標を達成できているかだけにこだわる事務方の存在は無意味だという

こと。大事なのは、現場の人間が、いかにクリエイティブに、スピーディーに開発できる

か、ということなのだ、と。

 また、全社で情報共有はしない。特定の部署には、伏せておいたほうがよい情報もある、

と。

 率直に意見を言い合う。相手の企画や新アイデアがよくなければ、率直に言う。ユーザ

ーによいものを提供する、という目的が一緒なら、プランの欠点を指摘されても喧嘩にな

らない、と。実行が難しそうなことですが、誰のための仕事かが全社員に意識してあれば、

喧嘩にはならないでしょう。

 会社が、社員にモチベーションを上げてやる、ということは無駄である。そもそも社員

となった時点でモチベーションがない(または、低い)なら社員失格である、と。

 経営理念は要らない。時々刻々とニーズが変化する、とくにIT関連企業では、経営理

念をつくったとしても、すぐに古びてしまうから。

 仕事は、しんどくて当たり前。しんどい思いをしないと、ユーザーを喜ばせる製品を生

み出せない。

 ともかく、著者は、世間での常識で言われていることに、自分の体験から、「それは、

違う」と投げかけられる。

 とくに、現代になって常識となってきているようなビジネス精神に、「そうではない」

という答えを出される。

 聞けば聞くほど納得させられることばかりです。

『ビジネスは戦いではない』の項では、ご自身のアマチュアバンドでの経験を引き合いに

出され、自分たちと観客(ユーザー)の喜びのために演奏(仕事)をするのであって、同

胞とライバル心から敵対することは可笑しい、と述べられています。他社との競争はある

が、それが本質ではない、と。

 感想としては、企業は、優秀な人材を集めて、その力を結集し、顧客の満足いくものを

作る。そうでなくてはいけないな、と思いました。

 森川さんも指摘されていますが、学校の延長のような風潮の企業もある。マニュアルが

すべてにわたってあって、社内で競争して、ユーザーへの提供が不完全でも、単に謝るだ

け、というような企業が。

 事務方が権威をもって、創造者が低くみられる企業では、よい製品は生まれてきません。

 優秀なバンドのように、それぞれの演奏者が熟達し、その力を結集することが最善なの

だ、と思いました。それには、プロたる研鑽が、自発的に日々必要ですね。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

『無頼のススメ』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 伊集院静さんの、『無頼のススメ』を読みました。

無頼のススメ (新潮新書)

無頼のススメ (新潮新書)

  • 作者: 伊集院 静
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/01/24
  • メディア: 新書



 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 「無頼」とは、私のイメージとしては、酒や女色をやり放題にやって博打も打ち、生活

が好き放題だが、生業だけはかっちり務まっている、そういう人の生き方を言うのだ、と

常々思っている。

 さて、本編で伊集院さんが語る無頼とは、「誰にも頼らないで自立していて、自分の遊

びの始末は、自分でつける」そういう生き方だ。

 伊集院さんが幼少の頃か、祖父の代の話かは忘れたが、近所に乞食がやってきて、家族

は、乞食を不憫に思い、金をやったらしい。それを後で聞きつけた祖父か父が、家族を叱

ったらしい。「おまえ、どこか不自由らしいが、見たところ二本の足で立っているじゃな

いか。自分の足で立てるなら仕事をしろ」と、乞食にも怒ったらしい。

 やはり、人間出来る限りの精一杯をやって、それで食えないときに他人に頼るべきなの

だ。しかしまあ、現代では、目に見えない病気や障害もある。この辺のことに関しては、

もう伊集院さん世代だと理解できないのだと思う。

・正義など通らないのが世の中だ

 沖仲士(おきなかし)の仕事をされていた伊集院氏。

 新聞では、ベトナム戦争終結を匂わせる記事が出ていても、自らは、船に爆弾を積んで

輸送の手伝いをしている。新聞は真実を伝えない。

 「正義」というものは、この世にはない。その正義を声高に叫ぶな、と仰有る。

・生き物としての勘を磨く

 佐村河内守氏が、テレビに登場したとき、伊集院氏は、「こいつは騙り者だな」と、横

で佐村河内氏を褒める奥さんにも、「こいつはそんなタマじゃない、ニセモノだ」と仰有

ったらしい。

「違和感」から真偽を見極める。斉藤孝氏の言われることと同じである。

 話は、博打の勘へも敷衍していく。

・すぐ役立つものはすぐ役に立たなくなる

 どんなときでもスマホをいじくる現代人。

「ひとときの間でも何かにめぐりあうのが生きるということなら、ちょっと画面から目を

離して車窓の外を眺めたり、何か感じたりするだけでいい、それが「無所属の時間」でも

あるのにな、そんなことを考えます。」【本文引用】

 情報より情緒を身につけよ

 名門と呼ばれるゴルフコースには、情緒がある。ホールやフェアウェイ、池や木や森や

バンカーなどの配置や高低差ですね。

 名人と呼ばれるような職人や料理人も、みな若いときは不器用で、親方や先輩に叱られ

たり怒鳴られて、「何てダメなんだろう、向いてないのかな」としょげたりしながら、そ

れでも前を向いて一つ一つ丁寧に、誠実に仕事を身体に覚え込ませていった。だから今が

あるし、長くホンモノの仕事ができる。【本文引用】

 速読ができなくてもいい。

 高そうな身なりをして、政治や経済や社会についてスラスラと淀みなく話すような人を

見ると、「こいつ、若いくせに勝手に早合点して、頭のどこかオカシイんじゃないか」と

思われるそうです。

 この見解は、まったく私と一緒。

 敷衍した話でいくと、私は、動画を配信するとき、喋りに、充分な間をもたせます。間

が楽しめないようでは、人生の楽しみは半分です。

 若い人に言いたいのは、政治や社会の知識をひけらかしたり見解を述べたりするよりも、

人前で楽器の一つでも弾きなさい、ということです。

 ここからは、項目は書きません。気になったところをピックアップします。

 金持ちの八割は悪党と思え、と言われています。

 極端にお金を持っている、ということは、他人から吸い上げていることになるからです。

詳しくは本編を。

 仕事は、お金のためだけにするものではない。

 自分の正体を見きわめるためには、人とつるまないこと。人と四六時中つながっている

と、賑やかで、心の虚無を忘れさせてくれるのです。でも、それでは永遠に心の空洞の解

決にはならない。若いうちに外国に行くことを薦められている。

 理不尽こそが人を育てる。

 無頼だから小説が書けると思っている人がいるが、実際の作家の作業は、地道な努力の

積み重ねである。

 人間を描くのに学校を持ち込まない。社会へ出てからのほうが、人は成長する。それを

描かなくては、と仰有る。

 ギャンブルのこと、亡くした奥さんのことも語られています。

 やっぱりこの人は、芯がありますね。一本筋が通っています。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

『いきなり死ぬ人、死なない人』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 岡部正さんの、『いきなり死ぬ人、死なない人』を読みました。

いきなり死ぬ人、死なない人--健康血管をつくり突然死を防ぐ38の新説

いきなり死ぬ人、死なない人--健康血管をつくり突然死を防ぐ38の新説

  • 作者: 岡部正
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2014/12/16
  • メディア: 単行本

 例によって、感想は、追記をお待ちください。

   追記・感想

 高血圧、異常中性脂肪値、異常コレステロール値、糖質の過剰摂取、喫煙の習慣、メタ

ボリックシンドローム状態、などを、そのまま放置していると、心筋梗塞や脳梗塞になる

危険が高い、ということを語られていた。

 とくに、コレステロール値については、現代では「放置論」の医者が多いのだが、HDL

とLDLの数値の開きが問題で、絶対に放置は血管の硬化を招き、心筋梗塞を起こすので、

数値を意識して生活改善するべき、と仰有っていた。

 何が、どう悪いのか、どう改善すべきなのか、は、本編に譲ることにする。是非、お読

みいただきたい。

 さて、私が、この書評で書く内容は、本編の紹介や単なる感想ではなく、本編を読んで

いるうちに浮かんだ、すべての人への提案である。

 糖質を過剰にとらないようにすべき、で、酒を控えめにすべき、で、適度に運動をすべ

き、で、充分に睡眠をとって、喫煙はやめるべき、なのだ。

 心筋梗塞になる危険を避けるには、答えは簡単だ。

 過剰な食物の摂取をやめて、節制を保った生活をすればよいのだ。

 あれ、やめて、これ、控えて、夜は早く寝る。そうすれば心筋梗塞になる危険は、ダン

トツに減るのだ。

 しかし、それを指摘のとおり実行すると、かなりストレスが溜まる。健康のためだけの

生活になってしまう。

 煙草をバカスカ吸って、夜更かしをするのは、自分が欲求不満を抱えているからである。

 可も無く不可も無く、すべて、或る程度順調に進んでいる人は、大量には酒をほしがら

ない。煙草も、依存の分だけは吸うが、過度には吸わない。

 甘い物は、脳への報酬である。

 普段から幸福感が充分な人は、甘いものを多量には摂取しない。

 すべては、社会的ステータスと妻帯が適えば、充分にクリアできる生活習慣なのではな

いか、と思った。

 男50も過ぎて、単身で嫁もなく、コーヒー一杯すら自分で入れているから、そして性

のはけ口がないから、夜更かししてしまうのである。

 個人で、個人の経済問題を悩んでいなければ、そんなに煙草は吸わない。

 現代では、太っているのは貧乏な人。金持ちは、お金を払ってジムで汗を流している。

 すべて、こういう理屈で、「何々を控えめにすべき」と言っても、それを多量に摂取し

ている心的原因を解決しないと、根本的な解決にはならないし、節制も持続しない。

 不健康の原因は、晩婚化だ。

 現代は、ほとんどの人が、人間のあるべき姿から外れているのだ。

 40もすぎて、独りで自慰をしているようでは、健康になれるわけがない。

 これが、この本を読むうちに導き出した、私の結論である。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
前の8件 | - 最近、読んだ本 ブログトップ