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バスケットボールの思い出ーーー3(バスケットシューズ) [ラフに語る、つれづれ記]

 

   痛いパス!

 同年代には、強豪女子中学バスケ部の監督に指導してもらった、同中学出身の男子も居たわけです。

 その中学の監督は、非常に怖かったです。

 一度、練習試合に行きましたが、声が怖い。

 ビビります。

 その中学出身の同級生が、これまた声に迫力のある、非常に威圧感のある奴でした。

「オイ!」

 という、この声が、そもそも威圧感がある。

 少し鼻にかけて、相手を挑発するような感じで発声する、「オイ!」です。「オイ」と「オエ」の中間ぐらいの発音です。

 身長でこそ僕が勝ってましたが、身体の体積が大きい。

 存在感ありすぎです。

 喧嘩をふっかけて、相手が乗ると、絶対に退きません。

 その同級生が、練習のとき、

ドリブルをしながら、走りながら、お互いにパスをして、

最終的にゴールを決める、という練習をしていたのですが、

パスが、急に来るんです。

 普通、目で合図をしてからパスは出すもの、と僕は思っていましたから、

何の合図もなく、相手がドリブルをしながら走っているときは、

こちらも悠々と併走していました。

 が、

 突然、強力な、強い速いパスが、顔めがけて飛んできます。

 実際に、一度、顔にモロに当たりました。

「オイ、なんじゃ、それは?」

 と僕が訊くと、

「しっかり、スタンバイしとけよ。いつパスが来てもエエように」

「合図するもんやろが」

「合図せんパスもあるわ」

 まあ、こいつの言う通りだったですね。

 まったく味方を見ないで、突然パスすることも、上手なチームではあります。

 その方が、対戦相手に感づかれませんからね。

 こうやって、僕は鍛えられたのでした。

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