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(一部訂正あり)『インフォドラッグ(子供の脳をあやつる情報』『他人を許せないサル(IT世間につながれた現代人)』読了(追記あり) [最近、読んだ本]

 生田哲(いくた さとし)さんの、『インフォドラッグ(子供の脳をあやつる情報)』と、正高信男(まさたか のぶお)さんの、『他人を許せないサル(IT世間につながれた現代人)』を、併行して読んでて、ほぼ同時に読み終わったので、感想を挙げます。

 二冊の論考が題材として扱っていることが近かったので、頭のなかでどちらの本に書いてあったことか、整理できなくなってるところもあるので、纏めての感想文とします。

インフォドラッグ 子どもの脳をあやつる情報 (PHP新書)

インフォドラッグ 子どもの脳をあやつる情報 (PHP新書)

  • 作者: 生田 哲
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 新書
他人を許せないサル―IT世間につながれた現代人 (ブルーバックス)

他人を許せないサル―IT世間につながれた現代人 (ブルーバックス)

  • 作者: 正高 信男
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/08/18
  • メディア: 新書
 いつものように、明日、追記で感想を挙げますね。
 しばらくお待ちください。
 
 追記、感想
 余談ですが、『他人を許せないサル』の蛭子能収さんの装画がシュール!
 暴力を見聞きした場合、人間の脳というのは、異常な興奮状態になるそうです。
 近年では、映画、テレビで、暴力やセックスの映像が、リアルなものが幾らでも見受けられるようになった。
 心拍数の上昇、血圧の上昇などがその状態です。
 読書などと違って、リアルな映像というのは、実体験と差がない。特に、最近の一人称ロールプレイング・シューティング(銃による敵への狙撃)ゲームは、リアル過ぎて、しかも、実際の兵隊の訓練に使われているシュミレーター自体が、その基になっているのが、ゲームであったりするそうです。
 こういう緊迫した状態になると、逃げるか闘うか、を脳は迫ってくるのです。
 ところが、それだけリアルでありながら現実ではないので、長い時間、そういう状態を引っぱることになります。そうなると、脱感作が起こる。脱感作とは、暴力を目の前で目撃していながら、それが遠い世界での出来事のように、脳が処理することです。
 こういう脳になってしまうと、友達が身近で暴力を受けていても、止めようともしなくなる訳です。
 ゲームには依存症になる危険が含まれている。
 段々、刺激の強いゲームでなくては楽しめなくなるそうです。
 アメリカで起こった銃撃事件(加害者が少年)でも、八発の弾丸が全部、人の頭部や上半身に命中している。撃った弾全てが。それが、加害者の少年は実際の銃を発砲したことがこれまでに一度もなかった。銃撃のシュミレーションに値するゲームを長い間やっていたということらしいのです。
 幼児から二十歳になる間に前頭葉が成長する。前頭葉が理性を発動するところです。
 そして、人間の行動抑止力は、同種の動物を攻撃しないでおこうとする本能(小脳)と、前頭葉の理性とによって二重に制御されているそうです。
 リアルで残酷なゲームに、主人公に成りきってプレイする内に、脱感作、仮想と現実の区別がつかなくなる、オペラント動機づけ 条件づけも行われる。動機づけ  条件づけとは、「こういう状況になったら、考えずに、この行動をとりなさい」という、兵隊などに行う訓練と同種のものです。
 著者、生田さんは、子供にゲームを与えるならば、として後半で良策を提案しておられます。
 小学校低学年までは、テレビゲームを与えてはいけない。
 子供にゲームさせる時間を制限させる。
 といっても、ゲームは依存性があるので、本人もやめようと思った段階でもやめられなくなるそうです。
 出来れば、家では、ゲーム(刺激、暴力を含む)はさせない。置かないのが望ましい。
 そして、大切な、家族と話す時間がゲームの時間にとられてしまう。
 前頭葉の発育には、大人と触れ合って会話することが欠かせない。
 『他人を許せないサル』の方の論旨は、
 日本人は、いくら個人主義を導入しても、根っからの個人主義にはなれない。
 農耕時代の共同体意識が、どこかに残っている、としています。
 恥と、嫉妬の心理が多くはたらく。
 そういう井戸端話好きの愉しみが、ケータイの導入のときに、日本人だけのケータイの使い方を導入してしまった。
 メールで返事が来ないと、すぐ、仲間はずれにされているんじゃないだろうか、と不安で仕方ないという気持ち。
 何よりも、ケータイのメールに使っている時間が長い。一日の内で計算してみれば。
 ここでも、時間は命であるとまで著者は仰有って、もったいないとされている。
 しかし、一面、ケータイのメールは使い方によっては現代だからこそ意味がある、とも著者は言われています。例えば、老人ホームで老後を暮らす老人たち。職員を除いては、周りは年老いた年代の人ばかり、そいう生活では、意外に、あの人がこんな事言った、こんな事した、という諍いも起きやすいもの。
 そういう生活のなかに、中学生などが学校の活動として、老人ホームを訪れるなどし、その後、ケータイのメールなどで、お婆ちゃん、明日行くね、等と連絡して個人的にも親しくなることは、血縁がなくても、老人にも子供にも心の潤いになる、と述べられていました。
 ここからは、どちらの本に記述されていた事か分からなくなっているのですが、
 人間の脳にはミラーニューロンの働きがあって、対面している人の行動を真似る習性があるそうです。
 そらから、読み書きの力をつけると、凶悪犯罪が減るそうです。
 前回読んだ、『オレ様化する子どもたち』にての疑問が、解けたような気がします。
 私の年代だと、子供時代は、インベーダーゲームまでのゲームの進化でした。
 そして、私が高校卒業した頃が、丁度1980年に当たります。
 以上、あまり纏まっているとは言えませんが、感想、いや、本の紹介という形に致します。
 では、また。
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コメント 1

山雨 乃兎

>xml_xslさん
ナイスを有り難うございます。
by 山雨 乃兎 (2008-03-27 18:48) 

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